ポケモン | 持ち物 | 技1 | 技2 | 技3 | 技4 | 特性 |
---|---|---|---|---|---|---|
ラッキー | 進化の輝石 | 地球投げ | 卵産み | スキルスワップ | 身代わり | 自然回復 |
エアームド | ゴツゴツメット | ドリルくちばし | 羽休め | 鉄壁 | 挑発 | 頑丈 |
拘り鉢巻 | ストーンエッジ | 嚙み砕く | 追い打ち | けたぐり | 砂起こし | |
ボルトロス | 拘りスカーフ | 10万ボルト | 目覚めるパワー氷 | ボルトチェンジ | 蜻蛉返り | 蓄電 |
ローブシン | 先制の爪 | ドレインパンチ | マッハパンチ | 冷凍パンチ | 寝言 | 鉄の拳 |
シャンデラ | 命の珠 | 大文字 | シャドーボール | 目覚めるパワー格闘 | 身代わり | 貰い火 |
6/28に開催された第二回関東BWオフに参加しました。
結果は予選全勝(6勝0敗)、決勝トーナメント決勝戦敗北の準優勝でした。
構築経緯・概要
私が最もポケモン対戦をやりこんでいたのが7世代シングルであるが、当時ドリュサンダーという並びを愛用していた。
ドリュサンダーとはHB静電気サンダー+HDドリュウズでサイクルを回しながら高速のエースアタッカー(メガリザードン等)を通すような構築であるが、このような構築をBWでも使用したい思い構築を考えた。
5世代と7世代の環境では
・静電気サンダーが存在しない(接触技に対して3割麻痺を押し付けるプレイング不可)
・バンジの実などの回復量が1/8(7世代は1/2)
・環境に存在するポケモンが全く異なる
などの相違点から一旦受けの数値が高いラッキーとエアームドを採用し、残りの4枠についてはこの2体では対処が難しいポケモン、ラキムドーで削った後のエースとなり得るポケモンを採用した。
個別解説
図太い 325-*-62(252)-55-129(28)-99(228)
地球投げ/卵産み/スキルスワップ/身代わり @進化の輝石
ラキムドーのような受けポケモンはかげふみでキャッチして起点にするや、一撃技をもつ
のような特殊アタッカーが重たい。
今回使用したラッキーはこれらのポケモンを意識した技構成や努力値配分にした。
スキルスワップの採用意図
ラッキーに繰り出される以下のポケモンに対する対抗策として採用
かげふみでキャッチされて積みの起点にされることが多いが、スキルスワップでかげふみを奪って逆にゴチルゼルが交代出来ない状態で鉢巻バンギラス着地させて追い打ちで倒す。
グライオンからポイズンヒールを奪った場合、猛毒時と同様にn/16(※)のダメージが発生する。
※n=グライオン登場からの経過ターン数(最大15)
グライオンに対してラッキーで突っ張りながら、地球投げ又は身代わりなどでHPの削りを行いながらポイズンヒールを奪うことで、相手視点では想定外の場面から倒すことが可能となる。
なお私はこの仕様を知らなかったため、決勝戦でグライオンを突破出来ず敗北した。
水技+冷凍ビーム+瞑想+眠るのスイクンに対して、6段階上昇の水技で押し切られる前にプレッシャーを奪いPPを枯らす。
採用される水技は主に
・ハイドロポンプ(PP8)
・波乗り(PP24)
・熱湯(PP24)
であるが、波乗りor熱湯(PP24)+冷凍ビーム(PP16)の組み合わせの場合、攻撃技のPPは計40あり、卵産み(PP16)で受けきることが困難である。
プレッシャーを奪うことで実質熱湯(PP12)+冷凍ビーム(PP8)に実質的に減らすことができ、卵産みのPPが枯れる前に相手のPPを枯らすことができる。
正直急所、熱湯やけど、冷凍ビーム氷を考慮すると安定しないが、身代わりを活用して本体に攻撃があたる回数を減らす立ち回りをしましょう
他にもキングドラに対してすいすいを奪って爆速ラッキーが爆誕したり面白い(強いとは言っていない)ことが出来る技だと感じた。
ラッキーの素早さライン
絶対零度を持つクラウンスイクンを抜けるような配分にして、身代わりで零度を拒否出来るような配分としている。
零度スイクンの素早さ配分については諸説あると思うが、以下のカバドリに採用されているスイクン(準速ローブシン抜き)を抜けるラインに設定した。
素早さラインについてはいたちごっこであり、素の実数値は吞気スイクン>>臆病ラッキーである以上これより素早さを上げる意義は少ないと考え、一旦このラインにしている。
腕白 171(244)-100-211(252)-*-92(12)-90
ドリルくちばし/羽休め/鉄壁/挑発 @ゴツゴツメット
物理アタッカーを受ける枠
挑発で相手の展開を阻害できた場面が多く生きる場面が多い技だった。
意地っ張り 207(252)-176(44)-131(4)-*-144(188)84(20)
ストーンエッジ/嚙み砕く/追い打ち/けたぐり @拘り鉢巻
A…非交換時追い討ち+砂ダメ3回でH155-B101ラティオスが高乱数
HD…C182ラティオスの眼鏡波乗り高乱数2耐え
…C177ボルトロスの帯気合い玉高乱数耐え
S…ミラー意識
前述のラッキーのスキルスワップでゴチルゼルをキャッチした後に展開したり、拘りトリックで崩してくるエスパー勢への対抗策として採用。
加えて天候の奪取を行える悪ポケモンであるためこのポケモンの採用は正解だと思う。
けたぐりは要検討枠
控えめ 175(164)-112-92(12)-211(212)-101(4)-135(108)
10万ボルト/目覚めるパワー氷/ボルトチェンジ/蜻蛉返り @拘りスカーフ
HB…A200ガブリアスの逆鱗耐え
S…最速ガッサ抜き
両刀の霊獣トルネロスに強く、ボルトチェンジで対面操作が可能で、抜きエースになり得る枠
相手に地面タイプがいても対面操作を行えるように蜻蛉返りも採用した。
最速のスカーフマンムーのケアしてSをもう少し伸ばしてもいいかもしれない。
意地っ張り 207(212)-211(252)-115-*-85-71(44)
バンギグライ対策枠としてグライオンに爪で冷凍パンチを当てるローブシンを採用
しかし、バンギグライの水枠にヤドランなどを採用しローブシンを対策しているプレイヤーが多かったため、爪ブシンでバンギグライを対策する時代は終わりを迎えているように思う。
構築全体でキノガッサが重いため誤魔化すために寝言を採用
臆病 139(32)-*-112(20)-196(248)-113(24)-135(184)
大文字/シャドーボール/目覚めるパワー格闘/身代わり @命の珠
H…10n-1
S…最速ガッサ抜き
ローブシンや初手に出されやすい岩技の無いキノガッサに対して身代わりでアドを稼ぎづつ交代先のポケモンに対して高火力を押し付けてラキムドーを通す。
H振りローブシンを確定一発で倒すために命の珠を持たせている。
耐久が低い都合上繰り出し性能が低く、格闘対策枠としては心許ない気がするので要検討枠
総評・感想
・サイクルを回すにあたってステロ要員がほしかった。
・スキルスワップという技について今以上に考察する価値のある技だと感じた。
・現環境では多くの構築にキノガッサまたはローブシンが採用されているのにも関わらず、格闘タイプへの回答が薄かった。
・火を吹く物理竜対してへの回答が薄かった。